ランクセスは30日、世界各地のランクセス拠点に近接する小学校と教育機関に計1000セットの「小学生向け化学」実験キットを寄付したと発表した。
日本では、東京横浜独逸学園、愛知県豊橋市にある複数の小学校、そして、子ども支援の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」に、このキットが贈られた。
この実験キットは、ランクセスグループが、ドイツのドルトムント工科大学化学学部の協力の下で設計した。化学分野において研究の基礎となる化学実験を、小学生でも容易に、そして安全に体験できるように設計されており、小学1年生から6年生を対象に、10通りの実験を通して、物質が水の中でどのように動き、どのように反応するかを調査しながら、物質の「水溶性」について学ぶことができる。このキットの指導用マニュアルと器具一式は、ドイツの教育出版社であるコーネルゼン・エクスペリメンタ(Cornelsen Experimenta)社によって制作された。
ランクセスの日本法人ランクセス株式会社の代表取締役兼CEOのペーター・ワインマール氏は、「ランクセスは、この数年間、『持続可能性』と『教育』という2つの重要な主要テーマに取り組んできました。この『小学生向け化学』実験キットは、従来の教材の有益な補助教材となり、子供たちが自然界について考える力を引き出す刺激的な手段になることを願っています」とコメントした。
2013年10月31日