豊田合成 14年度3月期中間決算は売上高2ケタ増

2013年11月01日

ゴムタイムス社

 豊田合成の14年度3月期中間連結決算は、売上高3409億9800万円で前年同月比13・6%増、営業利益は207億1100万円で同6・1%減、経常利益は213億8800万円で同0・4%増、中間期純利益は134億2000万円で同1・6%増だった。
 同社グループの売上高は、主に円高修正による為替影響や北米での好調な自動車生産などにより、増収となった。
 利益については、合理化効果や円高修正などの増益要因があったが、自動車部品事業における新興国での製品構成悪化や、オプトエレクトロニクス事業における低価格化などの影響により、営業利益は 減益。一方、為替の影響もあり、経常利益と中間期純利益は増益となった。
 自動車部品事業は、国内はエコカー補助金により需要が高かった前年同期に比べ、生産が減少したが、主に米州での好調な自動車生産や円高修正による為替影響により、売上高は 3058億円で同14・6%増、セグメント利益は202億円で同3・6%増。
 オプトエレクトロニクス事業は、タブレット型情報端末と、照明向けLED製品のモデル切替に伴う生産調整や低価格化の進展などにより、売上高は 248億円で同10・7%減、セグメント利益は4億円で同79・2%減となった。
 その他の事業では、主に携帯電話筐体の販売増加により、売上高は 103億円で同91・3%増となったものの、新製品の立上費用の増加などにより、セグメント損失は 0億円(前年同期は1億円)となった。
 通期の業績見通しについては、7月31日に発表した前回見通しを上方修正し、売上高6600億円、営業利益420億円、経常利益430億円、当期純利益250億円を見込んでいる。

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