日精樹脂工業は10月30日、インドで100%子会社の販売現地法人を設立し、11月1日より業務を開始すると発表した。
インド市場における営業・サービス体制の拡充ならびに顧客満足度の向上を目的に、子会社「Nissei Plastic (India) Private Limited」を設立する。同子会社はOpposite Sector, Gurgaon, Haryana, Indiaに所在。資本金は6200万インドルピー(日本円換算で約1億円)、事業内容は射出成形機・金型・周辺機器と関連部品の販売およびアフターサービス業務。
同社はこれまで、デリー近郊のグルガオンの駐在員事務所とムンバイの代理店によって、日系ならびに現地企業に対するサポートを行ってきたが、昨今、自動車産業を中心とした日系企業の進出が増加、さらに拡大が見込まれるインド市場において積極的な営業活動を展開すると共に、射出成形機のメンテナンス・サービスへの迅速な対応と充実を目指し、今回、駐在員事務所を現地法人に改組するもの。
インド現地法人は、当面、日本人スタッフ2名、現地スタッフ2名の計4名にて業務を行うとしている。
グルガオンは、自動車部品などの日系企業が多数進出している地域で、デリー・インディラ・ガンディー国際空港へも車で約30分、また、日系企業専用工業団地・ニムラナ工業団地をはじめ、デリー周辺の工業団地も2時間圏内でのアクセスが可能な好立地。
同社の販売現地法人は、アメリカ、メキシコ、上海、香港、台湾、シンガポール、マレーシア(シンガポールの子会社)、タイ、ベトナムに次いでインドが10番目となる。
2013年11月01日