三菱レイヨンは30日、同社の中国におけるグループ会社がMMA(メチルメタクリレート)モノマーの生産設備増設を決定したと発表した。
増設が行われるのは、Lucite International (China) Chemical Industry Co., Ltd.(LICC)の上海市漕涇の上海化学工業区にある設備で、生産能力は現在の年産9万3000トンから増設後は年産17万5000トンに拡大する。増設設備の稼動開始は2015年1―3月期を予定している。
LICCは、上海市漕涇において2005年からACH(アセトンシアンヒドリン)法によるMMAモノマー製造設備を運転している。ACH法の設備では青酸、アセトン、メタノールを主原料にMMAモノマーを製造する。
追加的に必要となる青酸については、現在のサプライヤーであるShanghai Secco Petrochemical Company Ltdによる2015年以降の供給量拡大が決定している。
2013年11月01日