フコクの第2四半期決算 営業利益21・7%減

2013年11月01日

ゴムタイムス社

 フコクの2014年3月期第2四半期連結決算は、売上高は前年同期比5・3%増の311億3900万円、営業利益は同21・7%減の15億500万円、経常利益は同1・9%減の18億2500万円、四半期純利益は同16・8%増の14億円となった。
 同社グループの主要顧客先である自動車産業においては、新興国や北米などの旺盛な需要に対応するため、世界中の主要メーカーが最適地生産および為替変動等に配慮したグローバル戦略を推進している中で、日系メーカーの業績が大きく好転した。しかし国内生産については、新車投入効果等による一時的な回復が見られたものの、自動車需要の減退により前年比マイナスの状況が続いている。このような状況下、同社グループの受注は概ね順調に推移し、損益面では主に海外投資回収の遅れ、グローバル化推進に係るコスト増などが影響し営業利益、経常利益は減益。一方、四半期純利益は、子会社の固定資産売却益の影響で増益となった。
 通期の連結業績予想は前回公表から修正はなく、売上高が610億円で前期比7・2%増、営業利益が28億円で同5・1%増、経常利益が31億円で同0・9%増、純利益が21億円で同10・6%増を見込んでいる。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー