昭和ホールディングスは10月29日、同社100%連結子会社であるショーワスポーツを、同じく同社100%子会社であるショーワコーポレーションに吸収合併させることを決定したと発表した。
ショーワスポーツとショーワコーポレーションは、主にソフトテニスボール「アカエム」の製造販売、及び、「ルーセント(Lucent)」ブランドでのスポーツウェア等の販売、スポーツ施設の工事請負等を行なっており、その中で製造部門はショーワスポーツが担い、卸売・販売部門はショーワコーポレーションが担っている。また、ショーワコーポレーションは、「ルーセントテニススクール」でスポーツ施設の運営も行なっている。
ショーワスポーツ及びショーワコーポレーションの両社は、これまで事務手続きの都合により両社を個別に運営してきたが、両社が一体の事業を形成していることなどから、今後はテニス以外のスポーツへの事業領域の拡大及び海外展開を目指していくにあたり、両社を合併したいと取締役会が申し入れ、同社はこれに賛成することを決定した。
合併存続会社となるショーワコーポレーションは平成26年1月1日に自社スポーツブ ランドである「ルーセント」に商号変更をする予定。同社スポーツ事業としても、スポーツコミュニティーのプロモーターとなるべく今回のタイミングで自社ブランドの「ルーセント」を社名にすることは、非常に好機であるとしている。
ショーワコーポレーションを存続会社、ショーワスポーツを消滅会社とする吸収合併方式で、合併後ショーワスポーツは解散する。また、同合併は完全連結子会社同士の吸収合併であるため、連結業績に与える影響は軽微であるとしている。
2013年11月05日