2013年の輸入ナフサ価格は、国際関係の緊張・緩和に伴う原油価格の上昇・下落に影響され、乱高下する展開を見せた。
1―3月期の原油価格は、前年後半の景気減速感から下落傾向でスタートしたが、中国の経済政策実施への期待やアルジェリアでのガス生産設備テロなどの理由から上昇に転じた。その影響で1月の輸入ナフサ価格は前年の平均を4947円上回る5万8017円/kl(以下同)となり、2月は6万1392円(前月比3375円高)、3月には6万5528円(同4136円高)と急騰した。1―3月期の国産ナフサは、上記要因のほかに円安の影響を受け、6万3800円(前期比8000円高)と大幅に上昇した。
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