豊田合成は、3日に愛知県瀬戸市の瀬戸工場で植樹会を実施したと発表した。
地域住民や地域小学生、従業員とその家族など約600名のボランティア参加により、約5500本の苗木を植樹した。
同社は「世界60拠点で60万本の植樹」を目標に「工場の森づくり」活動を会社創立60周年の2009年にスタート。今回で累計14拠点目(国内6拠点目)となり、19万7500本を植樹した。
同活動は、工場緑化の推進(生態系保護の促進と地球温暖化対策に貢献)、社員の環境意識(エコマインド)の向上と一体感の醸成、地域の人々と一緒に取組むことによる地域社会との融和をねらいに、国際的な植樹の第一人者である、宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授、国際生態学センター長)が提唱する「本物の森づくり」(以下「宮脇方式」)に則って実施している。
宮脇方式では、土地本来の植生種による多層構造を持つ森を作ることにより、地震や津波、火災等にも強い森ができ、およそ植樹から3年後には人による管理が不要になる「本物の森」となる。
今回は、「シイ・タブ・カシ類」など47種を「混植・密植」させ「競争と共生」を図りながら「本物の森づくり」を目指すとしている。
なお、今年度は海外(米国ケンタッキー州)1拠点、国内関連会社2拠点での開催を計画している。
2013年11月07日