巴工業は5日、同社の連結子会社である星科工程塑料(深圳)有限公司(以下、「星科」)が同日付でテクノポリマー(以下、「TPC」)および日本カラリング(以下、「JCC」)との間の資本・業務提携を解消したと発表した。
星科は、TPCおよびJCCの両社から技術的支援を受け、中国華南地区においてコンパウンド事業を展開してきたが、同地における事業環境の変化に対応して事業運営を見直すべきと判断し、資本・業務提携を解消することについて合意したとしている。
星科は平成20年3月26日に設立され、コンパウンド製品の製造販売を行っている。星科に対する出資金総額は300万米ドルであり、その内訳は、同社200万米ドル(66・6%)、TPC50万米ドル(16・7%)、JCC50万米ドル(16・7%)となっているが、同社がTPCおよびJCCの出資持分をすべて譲り受ける。解消する業務提携は、JCCによる星科におけるコンパウンド事業の製造技術および製造設備の導入に関する支援。
同社は、同資本・業務提携解消による、連結業績への影響は軽微であるとしている。
2013年11月07日