櫻護謨の2014年3月期第2四半期連結決算は、売上高は52億5700万円で前年同期比31・6%増、営業利益が7億4400万円で同125・3%増、経常利益は7億1300万円で同100・8%増、四半期純利益が4億3700万円で同89・2%増となった。
同社グループは、新事業の展開、付加価値の高い製品の企画・開発、生産性の向上、金融収支の改善などの努力を行った結果、増収増益となった。
セグメントごとの経営成績は、消防・防災事業では、発電所向け注水ポンプ車および積載ホースなど顧客の緊急調達による販売が重なり、売上高は27億8900万円で同43・8%増、営業利益は3億4400万円で同326・9%増となった。
航空・宇宙部門ではC―2・P―1機の部品やF―7エンジン部品の販売が増加し、工業用品部門ではタンクシール、海外発電所向けの絶縁ホース販売が増加した。その結果、航空・宇宙、工業用品事業の売上高は22億3万円で同22・3%増、営業利益は4億5300万円で同61・1%増となった。
不動産賃貸事業は、売上高は2億3700万円で同2・0%増、営業利益は7300万円で同17・1%減となった。
通期の連結業績予想は、直近に公表されている業績予想からの修正はなく、売上高が108億6000万円で前期比21・7%増、営業利益が13億円で同107・2%増、経常利益が12億4000万円で同99・0%増、純利益が7億円で同81・9%増を見込んでいる。
2013年11月07日