昭電とKHネオケム 「日本酢酸エチル」解散

2013年11月07日

ゴムタイムス社

 昭和電工(以下「SDK」)は6日、KHネオケム(以下「KHNC」)との合弁会社である「日本酢酸エチル」(以下「JEA」)を解散させることに合意したと発表した。
 JEAは、両社の酢酸エチル事業の基盤強化を目的に平成15年8月に設立され、平成16年4月より生産を開始した。その間、内外の需要は伸長したものの、一方で原料価格の上昇や近隣国における供給能力の増大等、事業を取り巻く環境は大きく変化した。
 このような環境変化を受け、SDK及びKHNCにて協議を続けてきたが、JEAによる事業継続は困難との結論で一致し、同社における酢酸エチルの生産を終了させ、解散させることに合意した。今後は、2014年中を目途に、極力早期に生産を終了させ、その後生産設備の解体・撤去を経て、遅滞なく解散、清算を結了させる予定。
 JEAは、大分県大分市 昭和電工大分コンビナート内に所在。資本金は1億円で、出資比率は昭和電工が55%、KHネオケムが45%。事業内容は酢酸エチルの生産。設備能力は年産10万トン。

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