東海ゴム工業は12日、中国浙江省嘉興市の自動車用防振ゴム製造・販売子会社、東海橡塑(嘉興)有限公司(略称:TRJ)で設立10周年の記念式典を執り行ったと発表した。
TRJは、経済成長に伴う自動車市場の拡大に対応するため、同社グループの中国で4番目の拠点として2003年9月に設立し、2005年に生産を開始した。同社グループは、TRJを主に華中地域の日系自動車メーカーの工場に対する供給拠点と位置づけ、現在は中国国内で天津(華北)、広州(華南)を合わせた3極での防振ゴム供給体制を確立している。
式典には、政府関係者や同社グループ社員ら1000名以上が出席した。西村社長は「地元政府のご支援と従業員の努力で、TRJを当社グループの中国での一大生産拠点へと成長させた。10周年を機に、さらに中国の東海ゴムグループを引っ張る存在になることを期待する」と、10周年への感謝とともに今後の飛躍を誓った。また、TRJ従業員が歌や舞踊を披露し、会場を盛り上げた。
〈TRJの概要〉
▽所在地=中国浙江省嘉興市経済開発区崗山路500号
▽事業内容=自動車用防振ゴムの製造・販売
▽設立=2003年9月
▽資本金=24億5000万円
▽出資比率=東海ゴム工業株式会社100%
▽代表者=董事長渡辺満(東海ゴム工業株式会社取締役専務執行役員)
▽工場面積=敷地約88000㎡、建物約35000㎡
▽従業員数=1106名(2013年3月末現在)