積水化学工業は12日、都内のホテルで、根岸修史社長はじめ役員12名が出席して、記者懇談会を開催した。
最初にあいさつを行った根岸修史社長は「今年は中期経営計画『GS21―SHINKA!』の最終年度で、その中で掲げた営業利益800億円は達成できる見込み。また今年は次期中期計画策定に向けての準備の年でもあり、各カンパニーで骨子を作成しているところ。東京オリンピックの開催も決まり、当社は各事業でメダルが取れるよう努めたい」と述べた。
続いて、各カンパニーのプレジデントがあいさつ。高機能プラスチックカンパニーの松永隆善・取締役専務執行役員は、同カンパニーの上期の営業利益が前年同期に比べて50億円以上増加したことについて「為替効果もあるが、実力が上がった成果でもある」との認識を示した。
その後、住宅カンパニーの高下貞二・取締役専務執行役員は上期の実績について新築住宅事業・住環境事業ともに増収・増益だったこと、環境・ライフラインカンパニーの高見浩三・取締役専務執行役員は、ビジネスモデルの変革に取り組んでいることなどを紹介した。