ドイツのアントンパール社は、15日に同社とCSMインスツルメンツSAとの間で契約が調印され、買収に至ったと発表した。
CSMインスツルメンツSAは「CSMインスツルメンツSA/アントンパール」の名前で継続予定。
同社CEOのフリードリッヒ・ザントナー氏は「長い交渉が成功に終わり、喜ばしいことです。CSMインスツルメンツは材料表面特性の分野で当社の製品ポートフォリオを補完するでしょう。この市場はますます重要になり、今後数年間の我々の戦略的アプローチの焦点となっています」と述べている。
CSMインスツルメンツSAは、マイクロ・ナノスケールの材料表面における機械的性質の特性試験のための実験用機器を製造・販売しており、主な顧客は、生命科学における環境技術の分野における学術研究、自動車産業、および工具メーカーなどにわたる。2012年には12万ユーロの売上高を計上し、世界中に60人以上の従業員を持っている。
CSMインスツルメンツの元ゼネラルマネージャーであるジャック・フランソワーズ氏は、「CSMインスツルメンツは、ナノスケール材料検査装置のリーダー企業で、スイスの時計産業の中心地に位置しています。私はアントンパール社のような革新的で価値を重視するハイテク企業がCSMインスツルメンツを買収したことを誇りに思っています。アントンパールは、長期的にCSMインスツルメンツの将来を統合していくでしょう」とコメントしている。
2013年11月20日