カネカは20日、米国テキサス州のテキサスA&M大学内のレンタルスペースに、同社の新たなR&D拠点「カネカUS(ユーエス)マテリアル・リサーチ・センター」を開設したと発表した。
同拠点は、グローバル規模のオープンイノベーションを実践していくために開設されたもの。また、10月24日15時30分(現地時間)より同大学内にて、同大学H・J・スー教授、N・ベリー カレッジステーション市長、J・ビエンスキー ブライアン市長など大学、地元関係者など約30名の出席を得て開所式を開催した。
同大学は、テキサス州カレッジステーション市に本部を置く州立大学で、1876年に設置され、現在約5万人以上の学生が在籍するアメリカ合衆国で7番目の規模を持つ大学。アメリカ航空宇宙局(NASA)、アメリカ国立科学財団等から、多くの共同研究、資金援助も受けている、北米トップクラスの研究型大学だ。
同センターは米州全体の事業を統括し、同社のグローバル展開を強力に推進していく目的で2012年4月に設立した、米州統括会社Kaneka Americas Holding, Inc.(カネカアメリカズホールディングInc. 以下KAH)の傘下とし、先端素材商品とその生産プロセス開発を目標に、同社のR&D部門とも密接な連携のもとR&D活動を積極的に推進していく。また、KAHが先端基礎技術の集積地である米国の最先端のR&D成果をタイムリーに取り込みながら、現地視点に立った成長戦略を策定、実行することで、同社のグローバル展開を更に加速させるとしている。
2013年11月21日