墨東ゴム工業会 三木会を開催

2013年11月23日

ゴムタイムス社

 墨東ゴム工業会(杉本浩志会長)は21日、東京・墨田区東向島・墨田区生涯学習センターB棟3階視聴覚室で三木会を開催した。
 今回は「3Dプリンターの実演及び現状について」という題目で、ホッティーポリマーの技術部次長の田鍋史生氏を迎えて、3Dプリンターの実演と講演が行われた。当日は39名が参加。
 三木会は霜田知久副会長の司会進行により開催。冒頭、杉本会長は「3Dプリンターは、金型やサンプル等作る上でも、ゴム業界で今後、必要なアイテムになってくる。今回、勉強していただき、皆さんで新しい技術を取り入れて、ゴム業界の発展のきっかけにしていほしい」とあいさつした。
 実際、田鍋氏が3Dプリンターの実演を始めると、多くの参加者は3Dプリンターのできる過程に釘付けになっていた。今回、実演で行った3DプリンターはMakerBot社の。同機械は、現在主流方式になっている熱溶解積層方式で、熱で溶かした材料を先端から吐出し、可動式ノズルで平面上を走査し層を形成する低価格の3Dプリンターとなっている。
 また講演では、田鍋氏が3Dプリンターの現在の各業界における利用例、3Dプリンターの発展の流れと今後の課題等を解説した。田鍋氏は「3Dプリンターを使用することで、風合いやはめ合わせ等が確認でき、試作をする上で迅速に製造できるメリットがある」と3Dプリンターの必要性を語った。
 今回の3Dプリンターの実演および講演の機会を設定したホッティーポリマーの堀田秀敏社長は「3Dプリンターの実演を見ていただき、お互いに情報交換ができることで、ゴム業界のレベルアップにつなげてほしい」と述べた。

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