東洋ゴム工業㈱(中倉健二社長)は8月30日、北米タイヤ工場「Toyo Tire North America Manufacturing Inc.(TNA)」における累計生産本数が1000万本(実数)に達したと発表した。
TNAは米国ジョージア州にあり、最先端の生産技術によって高品質なタイヤを北米市場に供給している。
同社は東洋ゴムグループの北米タイヤ生産拠点として05年12月より操業を開始。高度に自動化されたタイヤ製造工法「Advanced Tire Operation Module(A.T.O.M.)」によって、高品質なタイヤを生産してきた。07年には第2期生産増強に着手し、操業当初の2倍の生産能力を実現。08年は生産再増強を発表し、段階的に能力増強を図ってきた。これらにより8月に累計生産本数が1000万本(実数)を記録した。これらにより8月に累計生産本数が1000万本(実数)を記録した。
同社の中期経営計画「中計11」では、2015年度にTNAでの年間生産能力を650万本(乗用車用タイヤ換算)とすることを掲げていたが、8月末に第3 期能力増強が完了したことにより、前倒しでこの供給を可能とする体制が整った。