住友ゴム モトクロス競技用タイヤを新発売

2013年11月29日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は29日、モトクロス競技用タイヤ「ジオマックス エムエックスゴーニー/エムエックスサンニー」を12月20日(金)から発売すると発表した。
 発売サイズは、エムエックスゴーニーが14サイズ(フロント:7サイズ、リア:7サイズ)、エムエックスサンニーが13サイズ(フロント:6サイズ、リア:7サイズ)で、価格はオープン価格。
 「ジオマックス エムエックスゴーニー/エムエックスサンニー」は国内外のレースで培ったダンロップの最新テクノロジーで開発したモトクロス競技用タイヤ。同社従来品から加速時のトラクション、コーナリング時のサイドグリップ、衝撃吸収性などの主要性能を向上させることで、適応路面コンディションを拡大し、様々な路面において優れた性能を発揮する。
 また、エムエックスゴーニーが14サイズ、エムエックスサンニーが13サイズで、50ccから450ccまで幅広いモトクロス車両に対応している。

 同製品には「CTCS(Carcass Tension Control System)」「PCBT(Progressive Cornering Block Technology)」「MBD(Multiple Block Distribution)」の3つの技術が採用されている。
 CTCSは、タイヤの剛性に大きく寄与するカーカスの張力を最適化する技術で、タイヤ剛性を最適な状態にチューニングすることで路面追従性および走破性を向上させる。また、19インチサイズのリアタイヤでは、サイドウォール部に吸収性に優れる低硬度コンパウンドを採用することにより、路面追従性を一層向上させている。
 PCBTは、リアタイヤのミドルブロックおよびショルダーブロックのブロック表面を二段階の高さとした二段ステップブロック形状にする技術で、タイヤが路面を引っ掻く“エッジ効果”を高め、加速時のトラクション、コーナリング時のサイドグリップおよびスライドコントロール性を向上させている。
 MBDは、周方向ブロック配置数をミドル~ショルダー部に対しセンター部で少なくする配列で、路面に対する反力を低減し、接地感を向上させている。

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