豊田合成 日乃出ゴム工業で植樹会を実施

2013年12月03日

ゴムタイムス社

 豊田合成は2日、同社のグループ会社で、自動車用ゴム部品を製造する日乃出ゴム工業が、1日に地域住民や従業員とその家族など約400名のボランティア参加により、約4000本の苗木を植樹したと発表した。
 同社グループは「世界60拠点で60万本の植樹」を目標に工場の森づくり活動を2009年に開始し、今回で植樹本数は、累計20万本を達成する20万1500本になった。また、国内グループ会社での植樹会は今回が初めてで、累計15拠点目(国内7拠点目)の実施となった。
 同活動は、生態系保護の促進と地球温暖化対策に貢献など工場緑化の推進や、社員の環境意識(エコマインド)の向上と一体感の醸成、地域の人々と一緒に取り組むことによる地域社会との融和をねらいに、国際的な植樹の第一人者である、宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授、国際生態学センター長)提唱の「本物の森づくり」(以下「宮脇方式」)に則って実施している。
 宮脇方式では、土地本来の植生種による多層構造を持つ森を作ることにより、地震や津波、火災等にも強い森ができ、およそ植樹から3年後には人による管理が不要になる「本物の森」となる。
 今回は、「シイ・タブ・カシ類」など47種を「混植・密植」させ「競争と共生」を図りながら「本物の森づくり」を目指すとしている。
 同社は、今年度は更に、海外グループ会社(米国ケンタッキー州)1拠点、国内グループ会社1拠点で実施を計画し、今後も継続した活動を推進していく考え。

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