ブリヂストンは12日、ブリヂストンプラントエンジニアリング㈱(BPE)が、太陽光発電による売電事業を開始したと発表した。
BPEはタイヤ製造設備の設計、製造、販売などを手掛ける同社の子会社。12日に佐賀工場で起動式を執り行い、新たに設置した太陽光発電パネルの稼働を開始した。また、17日には彦根工場でも起動式を実施する予定。
BPEの本社所在地は東京都小平市小川東町3ー1ー1、資本金=1億円。ブリヂストンが100%出資。代表者は稗田正晴代表取締役社長。主な事業内容はタイヤ・スチールコード製造設備の設計、製造、販売、据付、保全。従業員数は1117人(10月末時点)。
同事業を立ち上げるにあたり、総額約10億円を投資し、佐賀工場と彦根工場であわせて年間約3500MWhの発電能力を持つシステムを導入した。これは、日本の一般家庭970世帯分の年間電力使用量に相当。同事業は昨年から開始された「再生エネルギー固定価格買取制度」を活用するもので、同社グループの環境活動の方向性を明確にした「環境宣言」に掲げる「CO2を減らす」ための取り組みの一つ。同社グループは、企業が継続的に成長していくためには本業の中で環境活動に取り組むことが大切と考えており、当事業においても同社のEVAフィルムを100%利用した太陽光発電パネルを使用し、「事業と環境の両立」を目指した活動を推進してく。
今後も同グループは持続可能な社会の実現に向け、環境に配慮した事業運営を行っていく方針。
2013年12月13日