東洋ゴム 米タイヤ新工場の起工式を開催

2013年12月16日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は13日、同社の米国タイヤ生産子会社が、12月6日(現地米国時間)、新工場棟の起工式を行なったと発表した。
 新工場は、TNA第4期生産能力増強に向け、Toyo Tire North America Manufacturing, Inc.(TNA)敷地内に建てられたもの。
 起工式にはネイサン・ディール ジョージア州知事をはじめとした地元関係者を招待し、同社常務執行役員北米ビジネスユニット長ジム・ホーク氏が「北米の大地で北米市場向けにタイヤ製造供給を行うことを誇りに思う。この工場と従業員は、顧客へのサポートと我々のタイヤを待ち望んでいるタイヤディーラーにとって重要な役割を担う」と挨拶、ディール州知事や州関係当局者とともに鍬入れのセレモニーを行なった。
 同社は、北米市場でのさらなるタイヤ需要に対応した供給体制を確立するため、約200億円を投じ、現在の建屋の約1・5倍に拡張(新工場棟の建設)を行い、キャパシティの半分にあたる設備を導入する計画。まず年産250万本規模の製造能力増強を見込んでいる。
 TNAは、2005年に乗用車用・ライトトラック用タイヤの製造供給拠点として稼働開始。北米市場向けに高品質、省スペース、多品種少量生産、自動化を特長とする同社独自のタイヤ製造工法「Advanced Tire Operation Module(A.T.O.M.)」をはじめて導入。2013年にはISO 14001:2004を取得するとともに、生産累積本数2000万本を達成している。

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