三井化学は、ナフサなどの原料価格の高騰に伴い、エラストマー製品全5製品を、国内向けがキロあたり20円以上、海外向けはトンあたり200USD以上値上げすると発表した。
三井EPT、タフマー、ビューロン、ルーカント、ノティオSNのエラストマー製品全5製品を、2014年1月6日納入分から値上げする。
同社エラストマー製品の主原料であるナフサの価格(国産標準ナフサ価格)は、円安の進行およびアジア域内での旺盛な需要等を背景に急騰しており、2014年第1四半期(1~3月)は、キロリットルあたり7万2000~7万3000円の水準が想定される。また、これに伴って用役、副原料、及び物流等の諸経費も上昇している。
同社は、厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコストの高騰は自助努力で吸収できる水準を超えるものとなり、状況に鑑み、エラストマー製品の価格改定を2014年1月6日納入分より行うとしている。
2013年12月18日