新春トップインタビュー バンドー化学

2014年01月03日

ゴムタイムス社

バンドー化学 新春トップインタビュー アジア中心に海外戦略拡大 事業開発とサービス強化に注力

 

 

 昨年、22年までの10ヵ年の新中長期経営計画を発表したバンドー化学。中長計のスタートに合わせて昨年4月に就任した吉井満隆社長に、新年の抱負と事業方針を聞いた。

 

―13年を振り返って。

 昨年スタートさせた中長計のうち、17年度までの5年間を1st stage(BF―1)として収益体質の改善と新事業創出を進めてきた。昨年上期(4―9月期)は増収増益。その要因は伝動ベルト事業が海外で伸びたことが大きい。海外全体で35億円の増のうち、タイが15億円、中国が10億円を占めた。増益は、円安の影響もあり、約2億4000万円が押し上げされた。

―下期の予想は。

 通期の見込みは売上高920億円、営業利益56億円で増収増益と予想しているが、好調だったタイも、国内需要に陰りが出始めているなど、上期を牽引した海外需要を慎重に見極めたい。そのため、昨年5月に発表した通期予想を据え置いた。

 

全文:約1950文字

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