新春トップインタビュー 日東化工

2014年01月05日

ゴムタイムス社

日東化工 新春トップインタビュー 「工場再整備計画」を推進 ベトナムに初のゴムシート拠点

 

 

 事業継続のため寒川本社工場の「工場再整備計画」を推進するとともに、ベトナムにゴムシート生産拠点を構築する日東化工。攻めの経営に転ずる高瀬宗救社長に今後の事業戦略を聞いた。

―13年を振り返って。

 一言でいうと大変な年であった。アベノミクス効果で為替が円安にふれ、結果として売上高は、受託生産品であるゴムコンパウンド及び高機能樹脂コンパウンドが自動車関連を中心に受注が好調に推移し、恩恵にあずかった。

 一方では鉄道向けの軌道パットが12年は2年分出たが、今期は需要が大幅にダウンし、 自社製品の販売が伸び悩み、相対的に利益率の低い製品の構成比が増加したことに加え、用役費の高騰によるコストの増加等の影響もあり、通期の業績見込みでは経常利益を1億3000万円から7000万円に下方修正した。

―14年度の業績見通しは。

 当社は13年度を初年度とする新中期3ヵ年計画を推進中であるが、14年度は中計2年目の年。14年度は売上高目標を97億5000万円としていたが、13年度の実績(106億円)見込みからしても100億円プラスαが達成出来そうだ。

 経常利益については13年度が下方修正を余儀なくされたが、14年度は1億7000万円の計画に向け取り組んでいく。最終年度の15年度は売上高が100億円、経常利益2億円を計画している。

 

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