ランクセス 年頭所感 ペーター・ワインマール社長

2014年01月10日

ゴムタイムス社

 年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 2013年を表す漢字が「輪」に決定いたしました。様々な意味を持つ「輪」ですが、2020年東京オリンピックの開催決定を象徴しているともいえます。
 2014年も不安定で厳しい状況が続くと予想されますが、「輪」という文字のように、ランクセスは市場において引き続きお客様や事業パートナーと真摯に向き合い、長期にわたる良好なパートナーシップを念頭に、大切なステークホルダーの皆様と共に、価値と調和の創造に尽力する所存でございます。
 2014年、ランクセスは継続してメガトレンド、グローバルな成長、高性能製品に注力してまいります。また、厳しいコスト管理の実施とプロセスの効率化に力を入れ、革新と技術的専門性の強化にも取り組んでまいります。
 ランクセスは、引き続き日本における「グリーンモビリティ」を実現可能にする製品に注力し、明日の「グリーンモビリティ」をより効率的で環境に優しいものにするため、自社の経営資源を活用してまいります。日本は「グリーンモビリティ」においては最先進国のひとつです。ここでの成功は、ランクセスにとって重要なマイルストーンとなります。2014年は、市場におけるランクセスのポジションを一層強固にする機会となるでしょう。
 全社一丸となって「グリーンモビリティ」に取り組む中で、ランクセスは、軽量化自動車部品向けの高性能プラスチックと「エコタイヤ」用高性能ゴムを本年も提供してまいります。
 高性能プラスチック複合材は、自動車分野をはじめとし、スマートフォンからスポーツ用品に至るまで、多くの分野で軽量化ソリューションを提供しています。軽量化素材市場は、世界的に成長しています。ランクセスはこの成長の恩恵を受け、革新的なソリューションの実現において積極的な役割を担っています。
 最後になりましたが、ランクセスは社会貢献、特に青少年の教育への取り組みも継続してまいります。ランクセスは、科学分野に関する教材を学校および教育機関に提供しておりますが、本年も引き続き実施いたします。また、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀(OICMA)への支援を継続し、才能ある若手音楽家にトップクラスの音楽教育の機会を提供してまいります。
 皆様方のご多幸とご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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