カーボンブラック協会 年賀詞交歓会を開催

2014年01月13日

ゴムタイムス社

 カーボンブラック協会の2014年賀詞交歓会が1月8日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷(鳳凰の間)で開かれた。当日は会員メーカーの代表並びに資材商社の代表ら、100名を超す出席者で新年のスタートを祝った。
 年頭あいさつに立った工藤能成会長(東海カーボン代表取締役社長)は「昨年は安倍総理が就任して1年、この間に株が上がり、円安になった。円安になって喜ぶ企業も多いが、残念ながらカーボンブラックメーカーは油を輸入しており、コスト高になっている。また、自動車生産は5年続けて1千万台を割り続けており、全世界的に伸びているのに日本の生産は落ちている。当然ながらタイヤもほとんど動きがない。
 カーボンブラックも以前は年間約100万トンの需要があったが、最近は約80万トンで推移している。その中で輸入が15万トン~18万トンになっており、需要が2割減少したのにかかわらず、輸入量が増えている。自動車にしてもタイヤにしてもグローバル化が進んでいる事がこういった結果となっている。
 輸入品の増加を抑えるためには、日本の品質技術、環境技術、安全技術を高めて、輸入品増加を抑えてやっていきたいと思う。最後になりますが、本日ご参集の皆様の更なる発展を祈願する」と語った。
 来賓を代表して、経産省の西村秀隆製造産業局機能性化学品室長が同業界の発展を祈念する年頭あいさつを述べ、三菱化学常務執行役員の吉村修七炭素本部長が乾杯の音頭をとり、杯を掲げて新年懇親会に移った。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー