日本建設機械工業会は9日、東京・港区の東京プリンスホテルで新年賀詞交歓会を開催した。
竹内紀行会長(キャタピラージャパン)は年頭のあいさつで、昨年の建機需要を「海外では北米向けは堅調に推移し、アジア・欧州向けが減少した一方、国内では建機排ガス規制の生産猶予期間の終了に伴う旧型機の駆け込み需要等により、需要が大幅に増加しました」と総括した後、「その反動で、本年は一定の買い控えが出ると予想されますが、堅調な建設投資や震災復興の本格化により全体では高いレベルの需要を見込んでいます。当工業会では、将来の建設産業界発展のため、①震災復興と国土強靭化への貢献②環境、省エネルギー対応③グローバル展開の支援④新技術への対応という4点を軸とし、あらゆる変化に柔軟かつ機敏に対応できるよう活動を推進していく所存です」と語り、最後に「今年は午年。『天馬空を行くがごとし』と言われるように、会員各社が天馬のごとく本年を駆け抜けられ、大きく飛躍する一年であると確信しています」と締めくくった。
続いて宮川正経済産業省製造産業局長が来賓あいさつを行った後、同工業会藤岡純副会長(コベルコ建機)が乾杯の発声を行い、懇親パーティに移った。建機需要の好調さと新年への期待から、会場は出席者の熱気にあふれていた。
2014年01月13日