◆13年の生産
日本ゴムホース工業会によれば、2013年のゴムホース生産は、年間で3万5110トン(新ゴム量)、前年比3・9%減と当初予測どおりになる見込みで、出荷金額も同3・1%減の1360億円になると見ている。
主要な需要先である国内の自動車生産が、9月に13ヵ月ぶりに前年を上回って回復傾向を示したものの、その聞のマイナス影響が顕著だったため。
また土木建設機械と工作機械の受注額も、年後半まで国内の需要減と資源国向け需要が大きく減少し、大きな影響を被った。さらに一般産業分野の設備投資も全般的に回復基調が鈍かった。
◆輸出入
13年の輸出入のうち、輸出については、全体の50%であるアジア向けが同1・5%減と若干低調だったが、その他の地域向けは順調であったため、年間の総輸出額は同約6%増の460億円強が見込まれている。
輸入は全体の58%を占める自動車用ホースの輸入増により、年間通期の総輸入額は同約12%増の140億円強になる見通しである。
◆14年の生産予測
14年のゴムホlスの生産量については、同約0・4%減の3万4990トン、出荷金額も同0・5%減の1350億円になると予測した。
その前提として、14年の世界経済の成長見通しについて、回復の基調が未だ不明瞭であり、新興国景気の動向と欧州の景気減速を背景とした市況低迷による影響など、先行きへの警戒感が懸念材料となっていることを挙げている。
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