【シリコーンゴム特集】信越化学工業 自動車、事務機向け需要回復

2014年01月12日

ゴムタイムス社

成長分野に向け高付加価値製品を投入

 信越化学工業の成形用シリコーンゴムの上期販売動向は、自動車生産・販売の回復で堅調に推移し、OA・事務機関連材料も為替の円安進行などにより販売は回復してきている。また、エアバッグ関連材料も採用車種の拡大などで順調に推移した。
 液状シリコーンゴムで自動車部品の接着・シール材、ポッティング材に使用するRTVシリコーンゴムは、エコカー減税の終了直後に比べて大きく回復し、また建材関連では、キッチンやユニットバスなどの水回りに使用するシーリング材が好調で、消費増税前の駆け込みもあって旺盛な需要となっている。
 同社が高機能シリコーンゴムとして引き続き拡販に注力しているのが「二次加硫不要型LIMS用シリコーンゴム材料」と「高耐熱シリコーンゴム材料」である。「二次加硫不要型LIMS用シリコーンゴム材料」は、乾燥機による二次加硫が不要なため、工程時間の短縮、乾燥機のユーティリティーコストや使用エネルギーが削減できるのが最大の特長。

 

 

 

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