近年、タイヤメーカーは環境対応を要求する声に応え、低燃費タイヤの性能向上にしのぎを削ってきた。販売する全タイヤの約8割がエコタイヤとなり、戦いの場は新しいフェーズに移りつつある。各社は耐摩耗性能の向上、いわゆる「長持ちする」という商品特性を鍵と捉え、戦略の前面に掲げ始めている。
東洋ゴム工業は、今年1月から販売するミニバン用「TRANPATH mpZ」と軽自動車用「TRANPATH LuK」で、非対称3本溝パターンとワイドトレッドにより耐摩耗性能を向上させた。経済性を重視する軽自動車ユーザーに訴求する新商品だ。
2014年01月20日