JSR 合成ゴム・エマルジョン製品を値上げ

2014年01月15日

ゴムタイムス社

 JSRは1月15日、合成ゴム・エマルジョン製品を値上げすると発表した。
 2014年2月1日納入分から実施する。
 値上幅は、SBRがキロあたり22円以上、BRが同27円以上、NBRが同21円以上、EPが同29円以上、IRが同36円以上、NVが同32円以上、NEが同29円以上、PN(粉末NBR)が同23円以上、TPVが26円以上、RBが同27円以上、DNR26円以上、TRが25円以上、SISが同29円以上、PCLが同20円以上、一般産業用LTXが同21円以上となっている。
 同社は値上げ理由を、円安を背景としたナフサ、主原料、副原料、ユーティリティー費などの高騰に伴う、合成ゴム・エマルジョン製品コストの上昇に対応するものとしている。
 三井化学も1月6日納入分から、エラストマー製品全5製品の値上げを発表している。国内向けがキロあたり20円以上、海外向けはトンあたり200USD以上値上げする。対象製品は三井EPT、タフマー、ビューロン、ルーカント、ノティオSNのエラストマー製品全5製品。
 同社は2013年10月1日納入分より、同様の製品を国内向けキロあたり15円以上、海外向けはトンあたり150USD以上の値上げを実施しており、再値上げとなった。
 電気化学工業も12月1日出荷分より、クロロプレンゴム(商品名:デンカクロロプレン)の価格をキログラムあたり30円値上げしている。
 石灰石とコークスを主原料としたカーバイト・アセチレン法による独自のCR製法は電力コストの比重が高く、製品の安定供給並びに事業の維持継続のためには、製品価格の改定が必要と説明している。

 

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー