アジア市場の天然ゴム価格 最低レベルに

2014年01月17日

ゴムタイムス社

 ラバー&プラスチックニュースによれば、アジア市場の天然ゴム価格は2009年後半以降で最低レベルに達している。
 これは、世界最大の天然ゴム消費国である中国の経済が減速に直面しているという懸念を促している。
 しかし、ゴム業者は、他の要因がNR価格に関して働いており、現在の下落期間がそう長くはないのではないかと語っている。
 東京工業品取引所の1月8日のデータは、ゴムの将来価格が、1kgにつき256・1円(2・46ドル)となることを示した。これはここ2ヵ月間の最低水準である7日の価格から2・1円上昇している。
 一方、1月8日のシンガポール工業品取引所の発表では、RSS3の将来価格は236・5セントとなった。これは、7日の公表価格からはわずかに上昇したものの、12月27日に公表された253セントからは下降している。同8日のタイヤ用グレードのTSR20価格は、kgあたり218・7セントで、1月7日の218・5セントよりわずかに上昇、12月27日の229・5セントより下降となっている。

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