メキシコタイヤ市場 2018年までに80億ドルへ

2014年01月17日

ゴムタイムス社

 ラバー&プラスチックニュースによれば、最新の市場調査報告では、メキシコのタイヤ市場規模の価格は、自動車の製造と所有の成長の持続により、2018年までに80億ドルに達する見込み。
 テックサイリサーチによる「メキシコタイヤ市場予測と好機 2018」では、タイヤ市場規模が2009年12月から毎年約19パーセントずつ成長したとしている。乗用車と大型商用車の売上高が2ケタの成長を遂げたのが主な要因。
 これに加え、メキシコには世界最大のバスとトラックの所有国のひとつで、それらによるタイヤの需要も大きい。
 バーナビーに拠点を置く同社は、2012年の調査では1000人の住民につき275台の車が所有されており、メキシコの車両所有は比較的低いことを示すとし、それは自動車セールスの市場可能性を示すとしている。
 また、同社が挙げるメキシコの成長可能性の理由としては、44ヵ国と122の多国間協定(NAFTAを含む)による12の自由貿易協定を含む、234の相互的な貿易協定への参加がある。
 これらの協定は、南北アメリカ、欧州連合、日本などの市場へ輸出するメキシコの自動車製品のために「優先アクセスを保証します」と、同社は述べている。
 世界の主要な自動車メーカーは、国内および国際的な需要の要求を満たすために、生産プラントをメキシコに置いている。
「メキシコのタイヤ市場は、南アメリカだけでなく国内の自動車需要によって動いています」と、調査ディレクターのキャラン・ケキ氏は語っている。「メキシコが世界中の様々な国でFTAをすることは、近隣諸国での需要に応えるための、自動車とその部品の生産のために最も好ましい目的地になりました。このように、国内市場で自動車への増えつつある需要とともに自動車セクターへの投資を増やすことは、今後5年間にタイヤの需要に関関わってくると予想されます」と同氏はコメントしている。

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