三ツ星ベルトの賀詞交歓会は15日、都内の帝国ホテルで開催され、同社の取引先関係者ら約220名が出席した。
開会に先立ち、2月に開催されるソチ冬季オリンピックのNHKテーマソング「今、咲き誇る花たちよ」(コブクロ)が、ロシアの風景をバックに流された。続いて、同社が注力する新商品・改良商品として、東京メトロ銀座線車両のLED照明器カバーに採用されたガラス用コーティング剤「三ツ星ハイカラーS」や、14年より欧州車に採用が決定した自動車用エンジン向け「油中タイミングベルト」などを紹介するビデオが披露された。
その後、同社垣内一社長が登壇して年頭あいさつを述べた。同氏はまず「昨年は異常気象が頻発したほか、為替や株価の変動、アジアにおける人件費の高騰、非常に速いスピードで進む技術革新など、激しく変化する環境が続きました。そのような中で、一層の品質安定と高レベルのコスト競争力を持つ商品を生産し、お届けできる態勢作りに取り組んできました」と昨年を総括した。
「今年も引き続き、スピード感を持って改良製品や新製品の開発に力を入れるとともに、仕様の統合や生産ラインの整理、受注から納品までの徹底した無駄の排除等により、日本国内に生産拠点を残すことに注力したい」と抱負を述べ、「当社グループの総員が自分の意見や考えを表明する勇気、物事を成し遂げる情熱、開発を諦めない執着心を大切にし、前を向いて進んでまいります」と締めくくった。
引き続き、乾杯の発声を同社長が行い、新年のスタートを祝って懇親会に移った。
2014年01月19日