東海ゴム 「長野県ふるさとの森林づくり賞」受賞

2014年01月17日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業は1月16日、長野県池田町で実施している社会貢献活動「東海ゴムの森づくり事業」が、「平成25年度長野県ふるさとの森林づくり賞」の長野県知事賞を受賞したと発表した。
 同事業は、同社従業員と同町の住民が共同で、森林での植樹や間伐などの作業に取り組むことにより、自然保護や地域活性化につなげる活動。今回の受賞については、同社が同地区において、地元住民の主体的な参画のもと、森林維持や林産資源の確保に貢献した点が評価された。なお、同事業は、長野県の「森林(もり)の里親促進事業」に賛同し、長野県が森林保護促進策として導入している「森林づくり県民税」の活用を推進していることから、「長野県森林づくり県民税活用の部」での長野県知事賞受賞となった。
 1月15日に長野市の長野県林業センターで開かれた表彰式で、同社を代表して尾崎俊彦・取締役執行役員副社長が、長野県の和田恭良副知事より表彰状を受け取った。
 同事業は、長野県より2012年度で227・3tのCO2吸収量の認定を受けるなど、環境保護活動として成果を生み出している。同社は、今回の受賞を契機に、よりよい社会づくりへの貢献が企業の役割であることを再認識するともに、今後も社会貢献活動に積極的に取り組んでいくとしている。
 同社は長野県が提唱する同事業の理念に賛同し、2008年7月1日に同町と5ヵ年の「里親契約」を結び、同町内の森林38ヘクタールを「東海ゴムの森」と命名して保全活動を開始。2012年8月には、新たに5ヵ年の延長契約を締結した。
 毎年春・夏・秋の3回、同社が従業員有志によるボランティア隊を結成して週末に1泊2日で現地入りし、森林保全に必要な植樹や間伐、枝打ち作業に取り組むとともに、地元住民と農業体験や郷土食作りを体験するなど、交流を深めている。同社からは、2013年度までの6年間で、延べ約500名が参加している。
 なお、三重県松阪市でも同様の森林保全促進事業を展開しており、活動の領域を広げている。

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