川口化学工業の株価が急騰している。先日、13年11月期の決算を発表し、売上高は62億1300万円で前年同期比9・0%減、経常利益は300万円で同97・0%減と大幅な減益となった。一方、今11月期は、国内自動車生産の増加でタイヤ向けゴム薬品の需要が回復して、前期に減益要因だったアクリル酸向けの樹脂薬品も上向くと予想。今期の売上高は70億円で12・7%増、経常利益は7000万円で同1652・2%増と23倍の大幅増益を見込んだことに加え、今期は2期ぶりに復配する方針を示したことが買い材料となった。
先週17日の株価は一時50円ストップ高の177円まで上昇し、昨年来高値を約6ヵ月ぶりに更新した。週明け20日もストップ高気配となっている。
2014年01月20日