日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、2013年のタイヤ販売本数を発表した。
新車用は四輪車計4506万3000本で前年比3・3%減、特殊車両・二輪車を含めると4692万8000本で、同3・3%減となった。
ただし、四輪車は9月以降、4ヵ月連続で前年同月比10%以上の高い伸びとなっている。
四輪車の車種別では、トラック・バス用が前年比4・3%増、小型トラック用は同9・4%増、乗用車用については同5・2%減だった。
このうち小型トラック用は3月から10ヵ月連続で、トラック・バス用は7月から6ヵ月連続で前年実績を上回り、昨年下期からの景気回復ぶりを裏付ける形となった。
また乗用車用についても、1―8月は前年同月を下回ったものの、9月以降は4ヵ月連続で前年同月比7~8%の高い伸びとなっている。
市販用は四輪車計7140万7000本で前年比4・0%増、特殊車両・二輪車を含めると7382万5000本で同3・8%増だった。
景気回復により夏用タイヤの需要が拡大した一方、冬用タイヤは昨年より早い降雪の影響で販売が伸びた。
四輪車の車種別では、トラック・バス用が同6・3%増、小型トラック用は同3・3%増、乗用車用については4・0%増と、いずれも前年実績を上回った。
特にトラック・バス用は、公共事業の増加や景気回復に伴う物流の活発化により、4月から9ヵ月連続で前年同月比プラスとなった。
乗用車用は4月と12月が微減になったものの、それ以外の月は前年同月実績を上回り、全般的に好調だった。
小型トラック用についても、2月が前年同月比6・8%減となった以外は、8ヵ月で前年実績を上回り、3ヵ月は微減だった。
2014年01月27日