弘進ゴム フィリピン被災地へ長靴を無償提供

2014年01月23日

ゴムタイムス社

 弘進ゴムは2013年11月に台風30号により甚大な被害を受けたフィリピンへ、国連UNHCR協会を通じ、長靴を無償提供したと発表した。
 国連UNHCR協会は、国連の難民支援機関UNHCRの活動を支える日本の公式支援窓口。
 UNHCRの活動資金は、各国政府からの任意の拠出金に支えられているが、広く民間からも支えていこうという機運が世界的に高まり、アメリカ、オーストラリア、スペインに続き、日本では2000年10月に、民間の支援窓口として、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会が設立された。
 UNHCRは、がれき処理、生活支援物資の提供など継続的な支援を担当しており、UNHCR本部から国連UNHCR協会に、現地で使う長靴の無償提供が可能な日本企業を探してほしいとの要請があった。同社は、東日本大震災の被災地である仙台に本社を構えており、震災の際は世界各国より支援を得たことへの感謝から、今回の支援を決定。フィリピンの復興に役立てるため、東日本大震災の経験から、がれき処理作業用の靴に必要な踏抜き防止機能をもった長靴を提供した。
 支援物資は、「ゾナセーフティーS―100黒」80足、「セーフティーブーツSB―35ネイビー」100足、「セーフティーブーツSB―71RMブラック」320足の合計500足。1月20日に同社倉庫より発送した。
 同社は、「被災地でがれき処理をされる方が安全に作業し、フィリピンの被災地が一日も早く復興するようお祈り申し上げます」とコメントしている。

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