信越化学  放射線防護ベストを実用化

2014年01月23日

ゴムタイムス社

 信越化学工業は1月23日、業界で初めてとなる放射線を遮蔽するシリコーンゴムシート「ラディバリヤーシート」を使った放射線防護ベストを日本特装株式会社と共同で実用化したと発表した。

   今回、実用化した放射線防護ベストは、現行のタングステンシートの代わりに放射線を遮蔽するシリコーンゴムシート「ラディバリヤーシート」を採用したもので、軽量化(9・5㎏)とともに優れた放射線遮蔽性能を実現したのが大きな特長。また、鉛のような環境負荷物質を含んでいないため、焼却処分が可能である。放射線作業従事者の着用に最適で、作業に使用する重機や車両などへの放射線遮蔽対策にも応用できるという。

 「ラディバリヤーシート」を使用した放射線防護ベストは2種類。販売は日本特装株式会社。

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