日本自動車タイヤ協会は1月27日、LCA日本フォーラムが主催する「第10回LCA日本フォーラム表彰」において、「LCA日本フォーラム奨励賞」を受賞したと発表した。
同会の「『タイヤのLCCO2算定ガイドラインの策定』及び『ラベリング制度の導入』など業界一体となった温室効果ガス(GHG)排出量削減活動の推進」について評価されたもの。表彰式、及び、記念講演は、1月23日にイイノホール&カンファレンスセンターにて行われた。
同表彰は、「製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援する」ことを目的とし、製品のライフサイクルという観点から環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者などを対象に、ライフサイクルアセスメント(LCA)の実施に取り組む、もしくは積極的に活用する企業を表彰する制度。
今回の受賞は、同会が2012年策定・HP公開した「タイヤのLCCO2算定ガイドライン」について、日本語版のみならず、グローバルに活用出来るよう、英語版および中国語版を編纂・公開したことや、低燃費タイヤ、天然ゴム、リサイクルによる削減効果を明示しているなどが評価されたもの。また、排出量の最も多い使用段階において、消費者の協力を得るため、世界に先駆けてタイヤラベリング制度を業界自主基準として導入し、消費者にタイヤの環境性能と安全性能を分かりやすく伝え、低燃費タイヤの普及に繋げていることなど、業界一体となって多くのステークホルダーを巻き込みながらGHG削減活動を推進していることが評価の対象となった。
2014年01月28日