ダンロップの住友ゴム工業は1月27日、モーターサイクル用ツーリングラジアルタイヤ「SPORTMAX GPR―300」を3月1日から発売すると発表した。
発売サイズは、フロント7サイズ(Hレンジ=2サイズ、Zレンジ=5サイズ)、リア10サイズ(Hレンジ=5サイズ、Zレンジ=5サイズ)で、価格はオープン価格。
同製品は初心者から上級者まで、乗り手を選ばない優れた軽快性と乗り心地が特長のツーリングラジアルタイヤ。パターン剛性を最適化することで扱いやすさと軽快性を高めた。さらにトレッドコンパウンドにシリカを配合することで、ウエット性能と耐摩耗性能を向上している。また、構造面ではリアタイヤにAPEX(エイペックス=ビード補強ゴム)レス構造を採用し、高い軽快性と乗り心地を実現した。
同社従来品(SPORTMAX GPR‐200)よりパターン剛性のキャンバー角(バイクを傾ける際の角度)による変化特性をなめらかにすることで、浅いバンク角度から深いバンク角度までの過渡領域での安定感を向上している。また溝(グルーブ)を多く配置することでパターン剛性を低めに設定し、操舵の軽さと密着感を高めた。さらに溝が多いことで排水性も良好となり、ウエット性能も向上している。
新シリカブレンドコンパウンドを採用することで、ポリマーとの強い化学結合が実現し耐摩耗性能が向上している。さらに、シリカブレンドコンパウンドには柔軟性があるため、ウエットグリップの向上にも寄与している。
また、ツーリング時などの常用域での性能向上を目的にAPEX(エイペックス=ビード補強ゴム)をあえて採用しないことで、リアタイヤの軽快性と乗り心地を向上している。また、パターン剛性を最適化することで安定性も確保している。
2014年01月28日