ブリヂストンは1月28日、2月から順次発売する「BATTLAX HYPERSPORT S20 EVO」に、250ccを中心としたミドルバイク向けとしてサイズを追加すると発表した。
フロント1サイズ、リア2サイズを3月10日から、日本を皮切りに、アメリカ、欧州、中南米、アジア、オセアニア地区等、全世界で順次発売する。
近年販売台数が伸長しているミドルバイクにおいても、サーキットやワインディングロードでのスポーツ走行からツーリング走行まで楽しめるように追加サイズを専用開発した。スポーツ走行に重要なグリップ性能を確保するために、車重が軽いミドルバイクの特性にあわせて主に「高グリップトレッドゴム」と「小型ビードフィラー」という2つの専用技術を採用した。
ビッグバイク(排気量600cc超)と比較してミドルバイクは車重が軽いためタイヤと路面の接地圧が低くなるが、その状況でもグリップ力を発揮できるように、MotoGPテクノロジーを活用した柔軟なトレッドゴムを採用した。
路面との接地性を十分に確保するために、ビッグバイク向けより小型のビードフィラーを採用し、タイヤサイド部分の剛性を低くした。これにより路面の凹凸などによる入力の吸収性が向上し、特にコーナーリング時において安定した走行を実現する。
「BATTLAX」シリーズは、同社が公式タイヤサプライヤーを務める「FIMロードレース世界選手権シリーズMotoGPクラス」用のタイヤを頂点にした、オンロード用モーターサイクルタイヤのプレミアムブランド。ツーリング走行用からレース用まで、また小型バイク用から大型バイク用まで幅広いラインアップをそろえている。
同社は、同シリーズを始め豊富なラインアップで、今後も顧客の快適なライディングをサポートしていくとしている。
2014年01月29日