2013年の年間ゴムベルト生産量は前年比1%増の3万1057tで、3年連続で3万tの大台に達した。
日本ベルト工業会がこのほど発表した2013年のゴムベルト生産実績によると、内需は製鉄向けの需要が伸び、瓦礫処理による震災の復興需要や石炭火力発電所向け関連の需要が伸長した。建設機械業界の需要も引き続き堅調に推移し、前年から低迷していた自動車産業も新車投入の効果などにより後半から回復傾向を見せた。その結果、同4%増の1万9808tとなった。一方、輸出は旺盛な資源国向けの需要に支えられていたものの、後半から大幅に減速。その結果、同3%減の1万1249tと微減となったが、前年に続いて1万t台を確保した。
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