明治ゴム化成が昨年より一部で製造・販売していた次世代型物流パレット「スキレッター®/SKiLLETTER®」を、今年4月から本格的な拡販に乗り出すことがわかった。
同製品は画期的な形状により、物流の常識を超えた1個あたり500gの超軽量パレット。基本は2個1セットの使用で動荷重1tまで積載が可能(静荷重:3t)、同社最軽量のプラスチックパレット比84%の重量減を実現した。製造時のCO2排出量も9割削減を達成(同社調べ)し、ネスティング保管で約1/15の省スペース化が可能。コスト面でも従来品より高いメリットがある。材質はPP(ポリプロピレン)を使用し、標準色はナチュラル色で要望により着色も可能とのことだ。
同社は、欧州で先行的に普及していた同種のパレットに着目。ワンウェイパレットの代替品として12年春から開発に着手し、設計や市場調査を実施してきた。13年4月に製品化を果たし、一部で販売を開始してトライアル評価を受けながら改良を重ねた結果、14年4月からの本格的な拡販に漕ぎ着けた。同社では超軽量・省エネ・省スペース・低コストを実現できる製品として、合成樹脂事業部の新たな柱になると期待している。
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