日本バルカーの2014年3月期第3四半期連結決算は、売上高が293億4000万円で前年同期比2・0%増、営業利益が15億3600万円で同32・0%増、経常利益が16億3500万円で同33・5%増、四半期純利益は9億4600万円で同25・5%増となった。
同社グループは、2年目を迎えた第6次中期経営計画「NV・S6(New Valqua Stage Six)」に掲げた諸戦略を着実に実行し、顧客対応力の強化と海外展開の加速に注力した。
セグメント別業績については、第1四半期連結会計期間より、一部製品については使用している原材料の性質に合わせ、セグメント区分をシール製品事業から機能樹脂製品事業へ区分変更しており、前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較している。
シール製品事業については、自動車向けが堅調に推移し、また、半導体・産業機械向けの一部にも回復が見られたものの、国内プラントメンテナンス市場縮小の影響を受け、売上高が205億7500万円で同0・3%減、営業利益は17億1400万円で同11・9%増となった。
機能樹脂製品事業については、台湾市場における需要の拡大や中国市場向けの回復を反映し、売上高は68億7700万円、同17・0%増となり、営業利益は2億1600万円(前年同期は営業損失1億3400万円)となった。
環境関連事業については、メンブレン製品が主要市場であるOA機器の景況悪化を受けるとともに、シリコンウエハーリサイクル事業の集約を行った結果、売上高が18億8700万円で同15・9%減、営業損失は3億9400万円(前年同期は営業損失2億3300万円)となった。
通期の連結業績見通しは、売上高が390億円で前期比3・2%増、営業利益が同61・2%増の20億円、経常利益が19億円で同40・1%増、純利益は11億円で同31・3%増を見込んでいる。
2014年01月30日