昭和電工は、1月24日に扇町地区の事務所で文化財防災訓練を実施したと発表した。文化庁の登録有形文化財である同事務所を不測の事態から守ることを目的に、毎年1月26日の「文化財防災デー」に合わせて行っている訓練だ。
今回は、同事務所内喫煙室のタバコの残り火から出火したという想定で、火災・救助対応訓練を実施した。訓練には、自衛消防隊及び地域の共同防災隊と公設消防隊も参加し、指揮系統や連携を確認するだけでなく、放水活動も合同で実際に行った。同事務所周辺には消防車が何台も駆けつけ、緊張感のある雰囲気の中での訓練となった。
同社は、訓練で明らかになった問題点や反省、公設消防隊からの指摘を踏まえて、今後も更なる防災体制の強化に努め、同事務所を大切に守っていくとしている。
2014年02月03日