主要上場ゴム企業の3月期中間連結決算は、総じて売上高は増収を確保したものの、収益面は増益、減益がほぼ半数と明暗を分けた。為替円安で輸出企業の収益が改善する一方、円安、原材料価格とエネルギー価格の高騰、欧州や中国市場の低迷などにより収益を悪化させた企業があった。
「増収」企業の主要因(重複回答)では「内需の回復」「新事業・製品が貢献」「販売体制・戦略の強化」「その他」の4項目がいずれも33%という結果となった。一方「減収」企業の要因としては「内需の不振」が75%でトップ。次いで「価格のダウン」「為替」「事業構造の見直し(撤退など)」「市場での競争激化」がそれぞれ25%。
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