フコクの第3四半期決算 海外コストで営業益減

2014年02月03日

ゴムタイムス社

 フコクの2014年3月期第3四半期連結決算は、売上高は前年同期比10・6%増の475億8300万円、営業利益は同5・0%減の24億7500万円、経常利益は同12・0%増の30億1100万円、四半期純利益は同31・4%増の22億1400万円となった。
 損益面では、営業利益には主に海外投資回収の遅れ、グローバル化推進に係るコスト増など、経常利益は主に為替差益、四半期純利益には子会社の固定資産売却益が影響した。
 同社グループの主要顧客先である自動車産業においては、世界の主要メーカーが北米や新興国の旺盛な需要に対応したグローバル戦略を推進する中、日系メーカーの業績が大きく好転してきた。しかし国内生産については、自動車需要の減退により秋口まで前年比マイナスの状況が続くなど、一進一退の様相を呈した。このような状況下、同社グループの受注は概ね順調に推移した。
 通期の連結業績予想は、売上高が610億円で前期比7・2%増、営業利益が28億円で同5・1%増、経常利益が31億円で同0・9%増、純利益が21億円で同10・6%増を見込んでいる。

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