トン当たり1500ドル台に
◇原油相場
2013年10、11月は米国の財政問題等を背景にWTIが大幅に下落。12月は、米中の経済指標の好転やリビアの供給懸念を背景としてWTI、ドバイ共に上昇したが、1月に入り、イラン情勢の変化など中東リスクの後退、需給緩和観測等から下落している。
◇国産ナフサ価格
2013年第1Qは、為替の円高修正もあり、6万3800円へ上昇。第2Qも6万5500円と3期連続で上昇した。第3Qは、原油価格の下落、アジア地区への供給が当初見通しより増加したため、4期ぶりに下落したが、11月以降はLPG価格の高騰による需給逼迫等から再び上昇傾向にある。第4Qは、6万7000円前後、2014年第IQは更に7万円前後に上昇の予想となっており、石化製品を中心に値上げの発表が相次いでいる。
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