三菱樹脂は2月3日、主に産業用途に使用されている軟質の塩化ビニルフィルム・シート及びポリオレフィンフィルムの事業体制のさらなる強化を目的に、連結子会社である菱興プラスチックの同事業を再編・統合し、4月1日付けで新会社「ダイヤプラスフィルム」を設立すると発表した。
新会社の資本金は3000万円、売上高は約100億円、従業員は約100名。本社所在地は愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地。
同社は、建材や情報電子、自動車、医療などに使用される軟質の塩化ビニルフィルム及びポリオレフィンフィルムの製造・販売を行っており、一方で、グループ会社の菱興プラスチック社は、工場の透明間仕切りシートや廃棄物処理場の土木遮水シート、ビルの屋上防水シートなどに使われる軟質塩化ビニルシートやラミネート製品(二次加工製品)などの製造・販売を行っている。両社は、以前から互いに協力しながら事業展開を図っていたが、製造・販売の両面での連携を深めるべく、同社は、昨年10月に菱興プラスチック社の100%子会社化を実施した。
新たに発足するダイヤプラスフィルム社は、軟質の塩化ビニルフィルム・シートを中心とした幅広い製品ラインナップに加え、ラミネートや溶着・縫製・打ち抜きなどの二次加工にまで事業領域を拡大させる。
2014年02月06日